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11月

シフトで働く福祉施設の不満とは

介護業界は高齢化が進む日本社会において欠かすことのできない業界の一つで、介護が必要な高齢者だけではなく、その家族にとっても大きな支えとなっています。特に、自立生活が難しい高齢者が利用する特別養護老人ホームなどの介護福祉施設は必要不可欠な存在で、高齢者とその家族が健康的に安心して生活を送るために大きな役割を果たしています。

一方で、介護業界の多くの現場では慢性的な人手不足と言う問題に長年悩まされ続けており、各企業では対応に追われています。人手不足が慢性化してしまうと、まず在職中の現場スタッフに大きな負担が伸し掛かってきます。人手が足りないために満足にシフトも組めない状態という現場もあり、在職中のスタッフの不満は募る一方です。例えば、長時間労働や残業、休日出勤などが常態化してしまい、現場の不満が爆発して新たな退職者を生んでしまう可能性もあります。中でも、入居型の介護福祉施設である特別養護老人ホームの場合は夜勤勤務もあり、シフトが安定しないことで体調を崩してしまう現場スタッフも少なくありません。

このような事態を改善するために、各企業では新規の労働力の確保に尽力しています。他業界からでも働き始めやすい環境づくりにも力を入れ、未経験者の採用を積極的に行っている企業もあります。また、このような企業では未経験者の育成や指導にも力を入れており、資格取得支援制度などを導入することで介護資格の取得サポートなども行っています。